山形県村山地域の農産物や直売所情報を紹介するサイトです
「村山旬の市」は山形県村山地域の農産物や直売所情報などを紹介するサイトです。
管内で生産されている旬の農産物、こだわり農産物の特徴や簡単な料理方法などを紹介しています。
また、村山の地域資源を活かした直売所、農家レストラン、農産加工品情報に、
イベントなどのおすすめ情報を加えて発信していきます。
ホーム > 旬の農作物なう!:デラウェア
2014.6.11掲載
山形県のぶどうの生産量は全国3位。「デラウェア」は日本一です。
5月下旬、上山市の渡辺晃市さんの畑を訪ねました。親の代からぶどうを作っており、40年ほどになるということです。消費者に好まれる、種無しの「デラウェア」を作っています。種無しのデラウェアを作るにはジベレリン処理が必要です。今回、その作業を取材しました。
処理後一週間経過した6月上旬ごろには花が咲き、実が成ってきます。
次回は7月ごろに摘粒の作業を取材する予定です。
2014.6.11掲載
7月11日、上山市の渡辺晃市さんの摘粒作業を取材しました。
5月下旬にはまだ指先くらいの大きさの房でしたが、今回は手のひらからはみ出る位の大きさまで生長していました。房には、たくさんの実が隙間なく付いています。さらに大きく生長していくと、つぶれてしまいそうです。そこで、実が大きくなるために必要な隙間を作る必要があります。摘粒は、形よく、色よく、甘い「デラウェア」を生産するために重要な作業です。
摘粒作業は、ピンセットで一粒一粒摘んでいかなければならないので、たいへんです。「デラウェア」は、摘粒してできた隙間を埋めるように2、3割大きく生長し、色づいてきます。
次回は8月上旬、たわわに実ったデラウェアの収穫を取材します。
2014.6.11掲載
8月11日、上山市の渡辺晃市さんの収穫作業を取材しました。
「デラウェア」は、農協で糖度と酸度を計測し、糖度18%以上、酸度pH3.0以上の基準に達したものが市場に出荷されます。渡辺さんは8月3日に基準に達したのを確認し、さらに美味しくするために8月9日まで待ってから収穫を開始しました。
取材前日、台風が接近していました。渡辺さんの畑は台風の影響もなく、良い出来栄えとのこと。甘い果汁でいっぱいの「デラウェア」は、食べ始めたら止まらなくなりそうです。
2015.1.19掲載
12月10日、剪定作業を取材しました。翌年果実を着ける枝に養分を送ったり、枝が伸びてほ場が暗くならないように枝を切る重要な作業です。枝を切りすぎた樹は葉を増やそうと頑張り、良いブドウが収穫できなかったり、収量が少なくなったりしてしまうため、慎重に行わなければなりません。
渡辺さんは、「冬は雪との戦いだ」とおっしゃっていました。枝に雪が積もって枝が折れてしまうと、収量が少なくなってしまいます。ほ場が埋まる位積雪になることもあり、こまめな管理が欠かせません。
収穫して終わりではなく、冬期間も翌年に向けての剪定を行ない、ほ場の管理をすることで、毎年おいしい「デラウェア」を食べることができることが分かります。渡辺さん、取材協力ありがとうございました。