山形県村山地域の農産物や直売所情報を紹介するサイトです
「村山旬の市」は山形県村山地域の農産物や直売所情報などを紹介するサイトです。
管内で生産されている旬の農産物、こだわり農産物の特徴や簡単な料理方法などを紹介しています。
また、村山の地域資源を活かした直売所、農家レストラン、農産加工品情報に、
イベントなどのおすすめ情報を加えて発信していきます。
ホーム > むらやまの食材おいしく作って食べてみよっ!
作り方を教えてくださったのは…
山形市在住 伊藤 美代子さん
「ひょう干しの煮物」は、正月に縁起物として「ひょっとして良いことがありますように」と、無病(びょう)息災を願い食べる山形の郷土料理です。 ひょうは、真夏の植物(畑の雑草)で、肥えた土地によく育ちます。軽く茹でて天日で干しておく、冬期間の食べ物です。 一般的に食べられているひょうは、茎が赤く黄色い花をつけるスベリヒユのことで、独特のぬめりと酸味があり「おんなひょう」とも呼ばれています。 また、スベラン草とも呼ばれ、受験シーズンの縁起物として売り出されたこともあります。
[材料](5人分)
1
ひょう干しは、水でさっと洗い汚れを落とす。鍋にたっぷりの水とひょうを入れ、水から強火で沸騰するまで煮る。(ふきこぼれに注意する)火を止め、そのまま一晩つけておく。1〜2回水をかえる。ザルにあげ、適当な長さに切っておく。
2
人参は千切りに、油揚げは油抜きして、短冊切りにする。糸こんにゃくは適当な長さに切ってから、熱湯を通しておく。
3
鍋に油を入れ、人参を炒める。しんなりしてきたら、糸こんにゃく、しょうゆ(大さじ1)を入れて味を絡ませる。こんにゃくに味をつける。
4
だし汁を入れ、煮立ったら油揚げと戻したひょうを入れる。鍋にしょうゆ(大さじ2)、砂糖、みりんを入れ、ひと煮立ちさせる。味がしみたら出来上がり。
伊藤さんからワンポイントアドバイス
ひょうを摘む時は、花が咲かないうちに摘みます。花が咲いてからだと、酸味が出てかたくなってしまいます。
ひょうは干し物だけでなく、夏場は、生でさっと茹で、からし醤油やにんにく醤油などで食べてもおいしいですよ。