こだわり農産物情報

金谷ごぼう

悪戸いも

金谷ごぼう

守り継がれる金谷ごぼう

 上山市金谷の農家が江戸時代後期に山形市内から種子を持ち込んだのが「金谷ごぼう」栽培の始まりで、その子孫が代々種子を守り継いできた野菜です。
 金谷地区は須川と蔵王川の間に挟まれ、ごぼう栽培に適した良質な砂質土が豊富に堆積している地区です。
 金谷ごぼうは通常のごぼうよりも根の先まで太いため、機械ではうまく収穫できず、手作業で収穫しています。
 また、種を採取する際には、種の入った皮を取り除く作業を行います。
 その時種の皮がチクチク痛く、採種作業はとても苦労します。
 さらにごぼうは連作を嫌うので、畑を転換するなど農家は細心の注意を払っています。
 こうした結果、他にない香り高く軟らかい「金谷ごぼう」が現在も残っているのです。

金谷ごぼうの特徴

 根の先まで太く、肌が白くなめらかで、すが入りにくく軟らかいのが特徴です。
 また、アク抜きをせずに料理に使用できるほどアクが少なく香り高い品種です。

出荷状況

栽培地区:
上山市金谷
出荷時期:
10月下旬〜11月下旬
問合せ先:
鏡弥次郎 TEL.023-672-5070

生産者イメージ

料理アドバイス

カセ鳥揚げ

【材料及び分量】材料5人分

豚肉ロースうす切り…100g
(酒…小さじ1/2、しょう油…小さじ1、しょうが…少々)
金谷ごぼう…150g
片栗粉…少々、揚げ油…適宜、塩…少々

【作り方】

  1. 豚肉は細切りにして、酒、しょう油、しょうが汁で下味をつける。
  2. 金谷ごぼうは皮をむき、斜め切りしてからせん切りにする。
  3. 切ったごぼうに片栗粉をまぶす。
  4. 1の豚肉を少し手にとり、軽くにぎり、周りに切った金谷ごぼうを付ける。
  5. 180℃位に熱した油で4を揚げる。
  6. 熱いうちに軽く塩を振り食べる。

☆金谷ごぼうは、水に浸けたりしないこと。水気があると片栗粉がべたつきやすくなる。

金谷ごんぼのかりん糖

【材料及び分量(5人分)】

金谷ごぼう…2本、片栗粉…適量、揚げ油…適量
水…150cc、砂糖…大さじ10杯
しょう油…大さじ3
白ごま、かつお節、七味唐辛子…適量

【作り方】

  1. 金谷ごぼうは、うすい斜めにスライスして、湯でさっとゆがき水分をとる。 袋に片栗粉を入れ、これにごぼうを入れ粉をまぶす。
  2. フライパンに油を入れ、低温で1がカリカリになるまで揚げる。
  3. 鍋に分量の水、砂糖、しょう油を入れ煮たてる。煮つまったら揚げたごぼうを入れ、からめる。
  4. 好みにより、最後に白ごまや粉かつお節、七味唐辛子などをからめる。 

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