むらやま味の決定版|『紅花大福』 中山町 桃李工房
紅花大福
紅花大福
理想の求肥(ぎゅうひ)を追い求めて

 桃李工房のコンセプトは「自然流」です。添加物は使わず、砂糖や塩も極力控えて健康志向の商品を作っています。原料は、自家生産と地元産にこだわっています。
 自慢の「大福」の原料は、我が家で獲れたもち米です。
 代表の律子さんは、かねてから自家産のもち米を使った商品を作りたいと考えていました。
 大福作りをきっかけに生地である求肥作りの難しさも経験し、おいしく作るための研究を重ねてきました。
 (求肥=ぎゅうひとは白玉粉を水でこねて蒸し、砂糖・水あめを加えて練り、固めた菓子。見た目は餅に似ている。)
 今では種類も増えて、律子さんの大福を毎日心待ちにしている人が多く、人気のほどをうかがい知ることができます。
 たとえ農繁期であっても、お客様をがっかりさせたくないという思いで、毎朝の大福作りを続けています。
 「桃李(とうり)言わざれども下自(おのずか)ら蹊(みち)を成す」という格言がありますが、美味しいものを作る「桃李工房」のもとにはおのずと人が通うようになり、道が出来るのです。

<「紅花大福」について>
  お薦めの「紅花大福」は、生地に紅花の乱花を加えた華やかで山形らしい大福です。白い求肥に真っ赤な紅花の対比が綺麗です。村山総合支庁の企画で「むらやま紅の里めぐり」に参加してアイデアが浮かんだ「べにのさと」を印象づける商品です。
 生地には、山形県が開発したもち米「こゆきもち」を使用しています。色の白さと粘りが特徴で、求肥にすると、もっちりと粘りがあり、ふっくらと仕上がります。
  「いちご大福」「よもぎ大福」「干し柿大福」「ずんだ大福」「紫芋大福」など、季節に応じて内容が変わっていきます。それがお客を引き付ける魅力のひとつにもなっています。


紅花大福

周りの人達の暖かい支えが力になっています

 個人での起業ながら、桃李工房には多くの種類の商品があります。
 律子さんは、様々なアイデアを次々と商品化していきます。
 労力と材料の調整が大変ですが、地産地消へのこだわりは持ち続けたいと思っています。
 小豆ひとつをとっても、始めは自分で栽培していましたが、農作業が集中してしまうので、近所のおばあちゃんとの契約栽培で確保しています。
 枝豆の収穫も稲刈りの最も忙しい時期と重なるので、近隣の人達の力を借りて行います。
 重い物を扱う場面も多いので旦那さんをはじめ、周囲の人達の協力が欠かせません。
 商品のラベルの文字は、旦那さんが筆で、一枚一枚手書きしたものもあります。
 暖かい心のこもった「桃李工房」の美味しさは沢山の人達に支えられています。



紅花大福
<主な商品と価格>
・大福 315円
(「いちご大福」のみ) 380円
・ヘルシーごまゆべし 315円
・ゆべし 350円
・手づくり味噌 1kg 525円
・梅かつお 300円
・にんにくラー油 250円
・漬物 300円
※全て税込み価格、通年販売
<販売>
店頭(ほっとなる金曜市、ファーマーズマーケット・トマト、中山町情報物産館まるっと)


桃李工房
  きっかけは農産物の直売活動でした。お客様の要望に応えて農産物の加工を始めました。
 当初は3人のグループでの活動でしたが、それぞれ自分の進むべき方向を見つけて独立しました。
 平成13年に味噌と漬物、14年に菓子の加工を本格的に開始しました。
 加工所は旦那さんの手作りで、初期の投資を低く抑えることができました。律子さんは、農村生活研究グループに所属しています。
 「あかね市」という産直グループにも参加し、中心的役割を担っています。
 販売会で、きっと律子さんの優しい笑顔に出会えることでしょう。

〒990-0404  東村山郡中山町向新田8
TEL.023-662-3991
FAX.023-662-3991
紅花大福

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