旬の農作物なう!

デラウェア:収穫

2015.1.19掲載

12月10日、剪定作業を取材しました。翌年果実を着ける枝に養分を送ったり、枝が伸びてほ場が暗くならないように枝を切る重要な作業です。枝を切りすぎた樹は葉を増やそうと頑張り、良いブドウが収穫できなかったり、収量が少なくなったりしてしまうため、慎重に行わなければなりません。


@積雪していましたが、穏やかな天気でした。ハサミとのこぎりを用いて剪定を行います。

A枝の途中から色が変わっています。茶色が濃くて、つやがあり、太めの枝には良いブドウが実ります。写真のように、濃い茶色になっていない部分は越冬出来ずに枯れてしまいます。良いブドウが出来る枝が残るように、また、来年のほ場の明るさを考えながら剪定していきます。

B渡辺さんのほ場は、若い樹と古い樹が混植されています。剪定を行うときは若い樹の枝を伸ばして、徐々に古い樹から若い樹に更新するように考えながら作業しています。

Cこの写真は剪定前のほ場です。

Dこの写真は剪定した後のほ場です。だいぶすっきりしていますね。

渡辺さんは、「冬は雪との戦いだ」とおっしゃっていました。枝に雪が積もって枝が折れてしまうと、収量が少なくなってしまいます。ほ場が埋まる位積雪になることもあり、こまめな管理が欠かせません。

収穫して終わりではなく、冬期間も翌年に向けての剪定を行ない、ほ場の管理をすることで、毎年おいしい「デラウェア」を食べることができることが分かります。渡辺さん、取材協力ありがとうございました。

デラウェア:収穫

2014.6.11掲載

8月11日、上山市の渡辺晃市さんの収穫作業を取材しました。

「デラウェア」は、農協で糖度と酸度を計測し、糖度18%以上、酸度pH3.0以上の基準に達したものが市場に出荷されます。渡辺さんは8月3日に基準に達したのを確認し、さらに美味しくするために8月9日まで待ってから収穫を開始しました。


@園地に入ると、赤紫色に色づいた鈴成りの「デラウェア」が迎えてくれます。房の上に白い紙をかけています。雨で実が割れるのを防いだり、鳥が果実を食べてしまうのを防いだりする傘の役割をしています。

A収穫した房を入れる箱を抱えて作業を行います。「デラウェア」の等級には、品質の良い順に秀、丸秀、優があり、色付き、粒ぞろい等を考慮して選果しています。

B房の軸は短く調節して、箱詰めで果実に傷が付かないようにします。

C箱一杯、おいしい「デラウェア」がたくさん取れて笑顔の渡辺さん。収穫作業は、家族4人で8月いっぱい行います。

D農協の集荷場に行ってみました。「デラウェア」がパレットに積まれて出荷を待っていました。市場を経由して、販売店に並ぶそうです。

取材前日、台風が接近していました。渡辺さんの畑は台風の影響もなく、良い出来栄えとのこと。甘い果汁でいっぱいの「デラウェア」は、食べ始めたら止まらなくなりそうです。

デラウェア:摘粒

2014.6.11掲載

7月11日、上山市の渡辺晃市さんの摘粒作業を取材しました。

5月下旬にはまだ指先くらいの大きさの房でしたが、今回は手のひらからはみ出る位の大きさまで生長していました。房には、たくさんの実が隙間なく付いています。さらに大きく生長していくと、つぶれてしまいそうです。そこで、実が大きくなるために必要な隙間を作る必要があります。摘粒は、形よく、色よく、甘い「デラウェア」を生産するために重要な作業です。


@たくさんの房が枝に下がっています。今年の収穫量は、例年通り良好です。まだ果皮は緑色で実が固く、味も酸っぱいです。

A摘粒に便利なピンセット付のはさみです。ブドウ農家の必携アイテムです。

B摘粒の前に房の上部を切り落とします。この作業を「肩を落とす」と言います。大きな房のままだと、味だけでなく色つきも悪くなってしまいます。目指す房の大きさは収穫時12〜13cmの長さです。収穫までに生長する分を見込んではさみを入れていきます。

C20cm位の大きな房もありました。が、なんと捨てていました。美しくておいしい「デラウェア」にするのは難しいと判断してのことです。もったいないように思いますが、良いものを皆さんにお届けするためには大事なことです。

D肩を落として、少し小ぶりなサイズになりました。次に、摘粒を行います。埋もれている実や、隙間なく成っている部分の実を摘み取ります

E摘粒した「デラウェア」です。隙間ができたので全体的にゆったりとし、手で持つとしなるようになります。

摘粒作業は、ピンセットで一粒一粒摘んでいかなければならないので、たいへんです。「デラウェア」は、摘粒してできた隙間を埋めるように2、3割大きく生長し、色づいてきます。
次回は8月上旬、たわわに実ったデラウェアの収穫を取材します。

デラウェア:ジベレリン処理

2014.6.11掲載

山形県のぶどうの生産量は全国3位。「デラウェア」は日本一です。

5月下旬、上山市の渡辺晃市さんの畑を訪ねました。親の代からぶどうを作っており、40年ほどになるということです。消費者に好まれる、種無しの「デラウェア」を作っています。種無しのデラウェアを作るにはジベレリン処理が必要です。今回、その作業を取材しました。


@渡辺さんの「デラウェア」の畑です。広さは40a。古い樹は40年になるものもあり、大切に育てています。

A蕾がたくさんついた小さな房です。既にぶどうのような形をしていますね。

B「ジベレリン処理の適期」は、花の咲き始める一週間前です。葉の枚数を数えたり、花粉を顕微鏡で観察したりすることで花の咲く日にちを見極めます。蕾を割ってみると、中に黄色い花粉が入っていました。

Cジベレリンの液です。赤い色をしているのは、あえて色を染めているため。ジベレリンを処理した房に赤い水滴がついて、見分けがつくようになります。

D小さな房一つ一つをジベレリンの液につけていきます。腕を高く伸ばしての作業なので大変です。40aのブドウ園のジベレリン処理を、15人で1日で終わらせます。同様な作業を満開後10〜14日の間にもう一度行います。

処理後一週間経過した6月上旬ごろには花が咲き、実が成ってきます。
次回は7月ごろに摘粒の作業を取材する予定です。

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