旬の農産物情報:4月

アスパラガス

アスパラガス アスパラガスは、栄養たっぷりのすぐれもの野菜です。特有のおいしさはアミノ酸が含まれるからで、疲労回復に役立つアミノ酸のひとつ、アスパラギン酸はアスパラガスから発見されました。ルチン、葉酸等のビタミン類も多く含まれます。
 種をまいて3年目から収穫できるようになり、10年近く続けて収穫できます。村山地域では露地栽培が主体ですが、一部ハウス栽培の早出しや株を掘り上げてハウスで育てる促成栽培も行われていて、3月下旬〜6月下旬まで出荷されます。最近は、一年中店頭で見かけますが、アスパラガスは鮮度が味の決め手です。輸入品と比べると、地物の甘さを納得いただけるはずです。買ってきたらすぐに食べるか、ゆでてから保存します。
産地:山形市 上山市 村山市 尾花沢市 大石田町、西村山地域
アスパラガスのドレッシング漬け
◆作り方
[1] アスパラガスは5cm長さに、にんじんは2〜3mm厚さで5cm長さに切る。キャベツはざく切りにする。熱湯でにんじん、キャベツ、アスパラガスの順で少し固めにゆでて、塩を少量 ふる。重石をかけて30分ほど漬け、水気を絞る
[2] しょうゆ大さじ1、酢大さじ2、サラダ油大さじ2、炒りごま大さじ1でドレッシングを作る。
[3] [1]をかけてときどき混ぜながら10分ほどおき、適当な長さに切って器に盛る。
アスパラガスのドレッシング漬け
アスパラガスのごま和え
◆作り方
[1]

アスパラガスは塩ゆでし、ざるにとり、冷めたら3cm長さに切る。

[2] すりごま、しょうゆ、酒、砂糖、だし汁を合わせて、[1]を和える。

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いちご

いちご いちごには美容と健康の味方"ビタミンC"が100g中に80mg含まれ、なんとレモンの約2倍。5〜6粒で1日のビタミンCの必要量 が手軽に摂取できる優れものです。この時期、国産のくだものが少ないなか、たくさん食べていただきたい!
 いちごは村山地域では11月〜6月にかけて出荷されますが、本当は4〜5月が春いちごの旬。春の陽射しをいっぱいに浴びて、真っ赤に実っています。また、観光いちご園でのいちご狩りも楽しめます。品種は「とちおとめ」「さちのか」などの従来の人気品種のほか、4月から登場する山形県のオリジナル品種「おとめごころ」は甘みと酸味のバランスが絶品ですよ!ぜひ地元の新鮮ないちごをご賞味ください。
産地:山形市 河北町 寒河江市 東根市
ストロベリー・ソース
◆作り方
[1] いちご300gのヘタを切り取り、ミキサーに入れソース状にし、ボールに入れておく。
[2] 赤ワイン70ccを小鍋に入れ火にかけ、一煮たちさせてアルコール分を飛ばす。
[3] [2]が冷めたら、[1]に混ぜ、はちみつ大さじ2と、塩少々をいれ冷蔵庫で冷やす。
ストロベリー・ソース
*写真は、チコリとチーズにストロベリー・ソースをかけたもの。

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きゅうり

きゅうり  きゅうりはウリ科の野菜で、インド(ヒマラヤ山脈南麓)原産とされ、熟すと黄色になることから「黄瓜(きうり)」が転じてきゅうりになったと言われています。
 大きくわけて、いぼ(とげ)の色から黒いぼ系と白いぼ系があります。現在は生で食べることが多いため、皮がうすくて歯切れのよい白いぼ系が主流です。また、かつては皮の表面 に白い粉(ブルーム)がついていましたが、今はピカピカのブルームレスきゅうりが主流です。白い粉は台木の品種によってでたり、でなかったりします。不思議ですよね。
 カリウム、カロテン、ビタミンCを含み、特にカリウムは体の水分を外に出す働きがあるので、足がむくんだときなどに効果があります。
 一年中販売されていますが、これからどんどん地元産のきゅうりが顔を出すようになります。みずみずしさと歯切れのよさをお楽しみください。
産地:山形市 寒河江市 東根市 河北町 村山市 朝日町 尾花沢市
たたきキュウリの中華風味
◆作り方
[1] きゅうりはすりこぎでたたいてひびを入れ、ミニトマトは湯むきにする。
[2] バットに酢大さじ3、しょうゆ大さじ3、砂糖小さじ1、サラダ油大さじ1、ごま油小さじ1、しょうが・にんにく1かけを混ぜ合わせ、[1]を並べ、重石をのせる。野菜を時々返しながら30分ほど漬け込み、きゅうりは食べやすく切る。
たたきキュウリの中華風味

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こごみ

こごみ こごみは地方名で、学名はクサソテツといいます。オシダ科で、シダ類のなかでも美味といわれる山菜のひとつです。九州以北の林中にはえ、春に萌え出した葉先を巻いた状態の若葉を食べます。東北地方の代表的な山菜のひとつですが、生長が早いので、旬の時期はほんの数日しかありません。
 山採りや露地に栽培したものは春先から出回りますが、村山地域では株をハウスに伏せこんで促成栽培が行われており、冬から春にかけて収穫され出荷されています。一足早い、春の香りと味を楽しむのもまた格別です。
 あくもクセもなく、軽くゆでたものは鮮やかな緑色で、おひたし、和え物、酢の物などいろいろな料理に利用できます。最近は洋風にサラダやスパゲティ等の具材としても好まれており、人気の山菜です。
こごみのお浸し

◆材料(4人分)
こごみ200g、刻みクルミ30g、しょうゆ大さじ3

◆作り方
[1] こごみは洗って水気を切っておく。
[2] 約2リットルの水を沸騰させ、塩を入れる。
[3] [2]にこごみを入れ、約2分間ゆでる。
[4] ゆで上がったら手早く水に入れ冷ます。
[5] [4]をざるにあげ、水気を切る。
[6] こごみを器に盛り付け、刻んだクルミをたっぷりのせて、しょうゆをかけていただく。
こごみのお浸し

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ふきのとう

いちご ふきのとうは、ふきの花のつぼみで、まだ葉が出る前にふきのとうだけが独立して地上に出てきます。寒さに耐えるように、つぼみを何重にも苞(ほう)が取り巻いています。ふきは雌雄異株(雄花をつける株と雌花をつける株が異なる)で、花が黄色いのが雄株、白が雌株です。全国の山野に自生し、いち早く春の訪れを知らせ、山菜の中でも消費が多い品目です。
 食物繊維やカロテン、ビタミンC、鉄を多く含み、特有の苦味が、食欲増進や胃の消化を促し、冬の間に鈍ってしまった体を目覚めさせてくれます。大きくなるにしたがって苦味が強くなります。天ぷらやふきのとうみそ、みそ汁等にしますが、上品な姿・香りとほろ苦さが人を惹きつけて放さない食材です。
 雪の解ける際から採りますが、村山地域では、地下茎をハウスで栽培し、一足早く春をお届けしています。食の春を満喫してください。
ふきのとうみそ・・・みそとの相性は抜群です!
◆作り方
[1] ふきのとう130gは、花と根をとり除き、水にさらしながら洗う。
[2] [1]をみじん切りに刻む。
[3] クルミ20gはすっておく。
[4] ゴマ油大さじ2で[2]をさっと炒める。
[5] 別鍋で、みりん小さじ2と味噌1カップ、砂糖大さじ5、クルミを順に加え、焦げないように注意しながら加熱する。
[6] [5]に[4]を加え、中火で十分に練り合わせる。
ストロベリー・ソース
*ふきのとうの香りを失わないようにアクを抜くのがコツ!
*川で釣ったイワナやヤマメのお腹に詰めて焼くと美味!!

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